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平成24年第3回定例会(第5日目 9月13日)

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  1. 菰野町議会 2012-09-13
    平成24年第3回定例会(第5日目 9月13日)


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    平成24年第3回定例会(第5日目 9月13日)         平成24年菰野町議会第3回定例会(第5号)                平成24年9月13日(木) 午前10時01分開議              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜     第1 一般質問   第2 議案第67号 菰野町火災予防条例の一部を改正する条例(案)      議案第68号 平成24年度菰野町一般会計補正予算(第2号)(案)      議案第69号 平成24年度菰野町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)            (案)      議案第70号 平成24年度菰野町公共下水道特別会計補正予算(第1号)            (案)      議案第71号 平成24年度菰野町介護保険特別会計補正予算(第1号)(案)      議案第72号 平成24年度菰野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)            (案)      議案第73号 訴訟の提起について   追加日程第1 議案第74号 工事請負契約の締結について                (朝上小学校プール改築工事(建築工事))   追加日程第2 請願第5号 義務教育費国庫負担制度の存続と更なる充実を求める                請願書
      追加日程第3 請願第6号 「教職員定数改善計画」の着実な実施と教育予算拡充                を求める請願書   追加日程第4 請願第7号 保護者負担の軽減と就学・修学支援に関わる制度の拡                充を求める請願書   追加日程第5 請願第8号 防災対策の見直しをはじめとした総合的な学校安全対                策の充実を求める請願書 2.会議に付した事件   日程第1、日程第2、追加日程第1から追加日程第5まで 3.出席議員(18名)   1番  服 部 住 雄 君        2番  星 川 佳 信 君   3番  藤 田 賢 吾 君        4番  出 口 利 子 君   5番  益 田 和 代 君        6番  伊 藤 雅 慶 君   7番  秦   好 文 君        8番  内 田 親 根 君   9番  渡 辺   昇 君        10番  矢 田 富 男 君   11番  中 山 文 夫 君        12番  千 賀 優 子 君   13番  諸 岡 文 人 君        14番  進 士 尚 義 君   15番  増 田 秀 樹 君        16番  久留美 正 次 君   17番  加 藤 昌 行 君        18番  中 川 哲 雄 君 4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者(21名)   町長      石 原 正 敬 君   副町長      諸 岡 高 幸 君   教育長     櫻 木 政 史 君   消防長      内 田 眞 伸 君   総務課長    位 田 嘉 則 君   安全安心対策室長 大 橋 裕 之 君   企画情報課長  河 内 伸 博 君   財務課長     位 田   進 君   税務課長    寺 本 浩 二 君   住民課長     薮 田 修 三 君   会計管理者   田 中 孝 昭 君   子ども家庭課長  小 林 義 久 君   健康福祉課長  柴 田 英 二 君   都市整備課長   河 内 耕 二 君   観光産業課長  大 橋 克 哉 君   観光商工推進室長 市 川 秀 彦 君   環境課長    高 田 峰 昭 君   水道課長     高 橋 正 士 君   下水道課長   松 尾   弘 君   学校教育課長   宇佐美 正 文 君   社会教育課長  川 瀬   敏 君 6.出席事務局職員(3名)   議会事務局長  伊 藤   悟 君   書記       瀧 見 美 奈 君   書記      黒 田 泰 弘 君                午前10時01分 開議 ○議長(渡辺 昇君) 皆さん、おはようございます。御苦労さまでございます。  ただいまの出席人員は17名で、定足数に達しております。  よって、平成24年菰野町議会第3回定例会は成立いたしましたので、再開をいたします。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(渡辺 昇君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しましたとおりでございますので、よろしくお願いいたします。  なお、安全安心対策室長、大橋裕之君が、出席しておりますので、よろしくお願いいたします。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎日程第1 一般質問 ○議長(渡辺 昇君) 日程第1、一般質問を行います。  それでは、6番議員、伊藤雅慶議員、登壇を願います。             〔6番 伊藤雅慶君 登壇〕(拍手) ○6番(伊藤雅慶君) 改めまして、皆さん、おはようございます。6番議員の伊藤雅慶でございます。  きょうは、4日間続いた議会質問の最終日であり、また、今任期中の最後の質問となります。ほどよい緊張感と議会に対する敬意を持って進めさせていただきたいと思います。  議長のお許しをいただきましたので、ただいまから一般質問をさせていただきますが、本題に入る前に、地元竹成区において、以前から区役員さんたちと協議し、取り組んできた新たな観光スポットの創出というのが、このほど形になり、整備を完了したことから、そのデモンストレーションとして、去る8月18日の土曜日と19日の日曜日、両日に竹成観光協会主催で、私たちの郷土史を再発見という子ども向けの歴史教室が開催されました。中身について若干紹介させていただきたいと思います。  まず、この取り組みについては、竹成区の観光資源が大日如来坐像や五百羅漢の石仏など、大日堂に集中していることを受け、そのほかの地元歴史文化資産による新たな観光資源を模索していたところ、太平山願行寺と砂越用水、いわゆる砂越のマンボがともに興味深い歴史を持つことから、新たに観光客、来訪者の見学ルートに加えて、地域活性化を図るというものであります。  願行寺については、既にハスの寺としての知名度もあり、多くの観光客が賑わいを見せることもしばしばある、知る人ぞ知る名所となっており、整備等特段必要としないものの、砂越のマンボについては、ほぼ放置状態と言っていいほどの状態でありました。そのようなマンボを竹成の観光資源の一つとして復活させるため、自治会役員さんや地元自然を守る会のメンバーなど、地域のボランティアによる清掃活動を行い、看板等の設置については、所管する観光産業課、また社会教育課など、町行政の協力も得るなど、みんなで多くの汗をかき、ようやく完成いたしました。  その甲斐もあってか、少額の予算による最低限の整備ではありますが、手づくり感のある温かい観光スポットができ上がった気がしております。  それでは、少し写真を使いながら様子を見ていただきたいと思います。  まず、こちらがそのとき子どもたちを募った私たちの郷土史を再発見ということで、少し夏休みの自由研究に活用しようという呼びかけで、各小学校のほうにこのチラシを配ったということで聞いております。  その次、お願いします。写真のほうがあります。  この写真については、こちらはちょうどバックに五百羅漢の石仏群が映っておりますが、その前で石仏一つ一つ、今のところ、約500体ある中のまだ半分も到底いってないほどですけども、その石仏それぞれに名前があり、そういったいろいろと有名な著名な僧の石仏になっております。そういうのを特徴をつかみながら、みんなで探していこうというオリエンテーションのような企画をつくっていただきました。  こちらが大日堂のお堂の中で、今度は大日如来坐像の歴史について、伊藤さんから子どもたち、また一緒に参加していただいた大人の方にお話をしていただいている様子です。  これがちょうど石仏のところに名前の札をかけている状況、これ子どもさんも竹永地区、朝上地区、菰野地区もあります。本当に町内全域のところから来ていただいて、この石仏を探すときには、皆さん本当に始めて顔を合わした中ですけども、協力しながら、助け合いながら、特徴を言い合い、探していたという大変ほほ笑ましい感じでしておりました。  これは、榊と左榊というのがあるんですけども、道しるべです。昔のもの、こんなものが本当に日常生活の中にあって、私もすぐ実家の近所にあるんですけども、もしかすると初めて教えていただいたのかな。これもやっぱりこういう場で聞かせてもらわないとなかなかわからないなということも私自身も感じました。  こちらは願行寺さんのところで、観光協会の役員の方に説明を受けて、子どもさん真剣にメモをとっております。これも願行寺です。  こちらは住職がおみえになったので、住職から直接中にいれていただいてお話を聞かせていただきました。  こちらについては、日本画家の巨匠、伊藤嘉晃氏という方が願行寺のふすま絵を書いてみえます。これが本当に今もおみえになる方、伊藤嘉晃さんなんですけども、大変日本では有名な方で、なかなかこういうふすま絵をさっと見せていただけるということも珍しいということで、参加した子どもたちも、特に付き添いの大人の方たちが大変喜んでおりました。  これは春夏秋冬を描いたものだということで聞いております。  次、お願いします。  こちらについては、砂越用水、竹成のマンボという今回の観光産業課さんのお力もお借りしながら、こういったところ、地元も連携してつくらせていただいたということになります。  これ竹成のマンボの歴史です。こちら社会教育課の学芸員の浅井さんに協力をいただいてまとめていただいたような文書になります。  この日、これが竣工の記念碑で、また大正天皇の御即位の記念もあったということで、そういったところが露天のマンボの隣でこういうふうに置かれております。  これちょっと上から下手な写真かと思いますが、ちょうど用水、マンボの中に子どもたちも長靴を履いて入って、この日も暑い日でしたけども、水温はかなり低く、大変喜んでおりました。このマンボの砂も皆さんのボランティアにとっていただいて、はしごをつけて、直接体感できる文化財ということで、本当見ていただくと自然の中でそれほどしっかりとした整備ということじゃないんですけども、最低限安全は確保して、手づくりでこういったところ竹成の魅力として発信したいという思いで、今回、やってきました。ありがとうございました。  参加した子どもたちは、自分たちの身近なところに多くの史跡や文化財が存在することを知るきっかけになり、また私にとっては、昔、祖父母や父親から聞かされていた地域の歴史を再度学習することができる貴重な機会となり、勉強になりました。  このような学習を通じて、改めて先人たちの知恵や郷土愛に触れることで、今ある平和で便利な暮らしに感謝するとともに、歴史資産を次世代にしっかりと引き継いでいかなければならない。そのように感じております。  この歴史教室には、小・中を中心に子どもさんたちが2日間で約20人、その付き添いの大人の方を入れるともう少し人数はみえたかなと思います。  そしてまた、役員の伊藤さんからお伺いをしたら、この歴史教室には参加ができなかったけども、この歴史教室が大変有意義であったという子どもさん同士のお話の中で、その後、ちょこちょこ子どもさんがみえて、マンボを紹介してほしい。大日の歴史を教えてほしいということで、その反響がいまだに続いているということで、大変喜んでおりました。参加した多くの子どもたちが夏休みの自由研究に使ったということであります。  それでは、通告に従い、順次、質問させていただきます。  まず、大きな1番、町税のコンビニ収納における効果について。  町税等納付の多チャンネル化の一環として、本年4月に開始されたコンビニエンスストアでの窓口納付、いわゆるコンビニ収納は、現在、軽自動車税国民健康保険税口座振替納付者以外の普通徴収対象者に行われており、来年度からは町県民税や固定資産税についても開始すると聞き及んでおります。  また、口座振替不納者や未納者に対する督促、催告などは、現時点においても町県民税、固定資産税も対象とし、全ての税目においてコンビニ収納を可能としているというふうに伺っています。  このコンビニ収納については、私が税務課の徴収を担当していたころ、インターネット公売と合わせて、全国的に話題となっていたこともあり、研修等ではたびたび取り上げられていたことを思い出します。  全国各地に広がり、多くは24時間営業を行っているコンビニの特性を生かし、住民サービスをするということはまさに画期的であるなというふうに当時も、そして現在も思っております。  そこで、開始してから5カ月が経過した段階での分析については、いささか時期尚早であるかなというふうにも感じておりますが、財源の確保という観点とさらなる住民サービスに進むという検討も始めていただきたいという思いもあり、今般の質問とさせていただきました。  現時点での検証で結構ですので、御答弁をいただきたいと思います。  続いて、大きな2番、運転免許を返納した高齢ドライバーに対する優遇措置についてであります。  2007年以降、日本の総人口に占める高齢者人口、65歳以上の方の割合が21%を超え、現在、超高齢社会を迎えています。  菰野町においても、本年9月1日現在の高齢化率が22.48%となり、昨年の10月1日現在の国の高齢化率23.1%とほぼ同様の状況であり、さまざまな行政サービス福祉サービスを駆使しながら、高齢世代の方々の健康で生き生きとした暮らしを保障すべく、政策展開をしていることと思っております。  このような状況の中で、近年、社会問題となり、全国的に取り組まれているのが高齢者の交通事故の防止、安全対策であります。  ここでいう交通事故の中には、自動車や自転車、バイクなどを運転中、あるいは歩行中に事故に巻き込まれるなど、被害に遭う高齢者を少しでも減らす目的で、道路環境の整備やドライバー全体に理解を求める啓発活動も含まれておりますが、今回、特に取り上げたいのが、高齢ドライバーが老年による機能の低下や認知症などの諸要因により、事故の加害者となってしまうケースをできるだけ未然に防ぐための取り組みであります。  そして、その一つとして、高齢ドライバー運転免許証を返納し、運転資格を放棄した場合、全国の警察署や免許センターなどで運転経歴証明書を本人の希望により発行する活動が行われております。  この制度をうまく広げることで、地域の交通安全環境がさらによいものとなり、ひいては交通事故のない社会づくりの一助にもなるのかなというふうに考えます。
     今議会の質問の中にもコミュニティバスをテーマにする議員が複数おいでになりましたが、地域の公共交通がどうあるべきか、高齢者の日々の足をどう確保すべきかという課題に、今回の自主返納制度も深くかかわってくるように感じております。  全国の他自治体や民間企業でさまざまな取り組みがなされ、本制度の普及に大きく貢献している現状がある中、菰野町としてどのようにこの制度を捉え、どのような取り組みが望ましいと考えてみえるのか、お伺いします。  最後に、3番、道路(歩道)整備に合わせて、外灯(防犯灯)の設置をするよう求めます。  あらかじめ申し上げておきますが、ここでいう外灯、外の灯と書いてありますけども、こちらは街路灯や防犯灯、そのほか夜間の照明となる屋外灯全般を指しているということで御理解いただきたいと思います。  22年の12月定例会の一般質問では、街灯整備についてというテーマで、また地域防災関連の議会質問でも、夜間照明の確保を政策として推し進めていただくよう御提案しました。  しかしながら、いまだ地区からの要望に対し、限られた予算での執行を基本としていることから、安全な明かりが確保されていないと不安を漏らす町民が多く、特に、子育て世代の方からの声が後を絶ちません。  前者の街灯整備を求めた質問をさせていただいたときには、高校生と自動車の接触事故を目の当たりにし、事故処理の際にも現場が余りにも暗く、私自身が二次的な被害を受けるかもしれないという非常に怖い思いの中での事故処理をお手伝いした経験からでありました。  また、後者の質問では、「地域防災の確立」というテーマの中で、防犯灯から防犯防災灯という考え方にシフトすることで、夜間に停電を伴った災害が発生した場合であっても、蓄電された電力による照明等により、屋外での最低限の安全確保が望めるのではないかという思いで訴えました。  この街路灯・防犯灯の問題については、この4年間、本当に頻繁に御相談を受けてましたし、現在も相談は受けます。恐らく後ろにお見えの議員の方々も、この4年間、多く相談された問題ではないのかなというふうに思っております。  今の現状が地元地区要望やPTA要望など、そこから初めて動き出すという受動的な対応が今、行われておる状況の中で、やはり町行政のほうからその菰野町内を見渡していただく中で、明かりが少ない、暗くて危ない、そういったところを町から地元にお話をしていただく、働きかけてくれる、そういった状況を早く確立したいというふうに思っておりますので、何度もこの質問は取り上げておりますが、もう一度、御答弁のほう、よろしくお願いします。  これで1回目の質問を終わりたいと思います。 ○議長(渡辺 昇君) 伊藤雅慶議員の一般質問に答弁を願います。  石原町長、登壇の上、答弁を願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) おはようございます。6番議員の伊藤議員からは3点にわたって御質問をいただきました。  順次、御答弁申し上げたいと思います。  なお、町税のコンビニ収納における効果の細かな実績等につきましては、税務課長から答弁をさせたいと思います。  本町では、平成23年度に税収納のシステムの改修を実施し、今年度当初からコンビニエンスストアでの収納が実施されております。これは収納チャンネルをふやし、納税者に納付しやすい環境を提供する目的で実施したものであります。  その効果につきましては、8月末までの5カ月間に、コンビニエンスストアで税金を納めていただいた件数が5,000件を超えており、新たな収納チャンネルとして利用され、納税者にとって利便性が高まったと考えております。  コンビニエンスストア収納の実施については、曜日や時間帯にかかわらず、支払いができる納付書であることから、税収確保という観点からも、ある一定の効果があるものと考えますが、あくまでも納付書による納付をされる方が対象であり、町といたしましては、今後とも口座振替を勧めてまいりたいと考えますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。  なお、実績等につきましては、税務課長より答弁をさせます。  続きまして、運転免許を返納した高齢ドライバーに対する優遇措置について御答弁申し上げます。  議員も御案内いただきましたように、我が国の平成23年10月1日現在での高齢化率は23.3%、そして本町8月1日現在でありますけれども、高齢化率は22.4%、65歳以上の人口は9,252人という数字となっております。  このような高齢社会の中で、三重県におきましても、交通死亡事故に占める高齢者の割合が増加するとともに、高齢運転者が第一当事者となる交通人身事故の割合もふえていることから、四日市西警察署管内でも、高齢者の交通事故防止のさまざまな取り組みが進められております。  取り組みの主なものといたしまして、三泗地区交通安全対策協議会においては、シルバーエイジ交通安全塾交通安全教室の開催、交通安全指導員となるシルバーリーダーの養成などを行っていただいていまして、結果として本年度7月末現在における四日市西警察署管内での高齢者事故発生件数は、前年と比べ77件の減少との報告もされているところであります。  しかし、高齢運転者の中には、加齢に伴う運転機能等の低下により危険回避が困難になるなど、運転に不安を感じるなどの理由で、自ら運転免許を返納する方もふえているようであります。  一方では、買い物や通院などの生活の足が確保できないなどの理由から返納をためらう方もみえるとも聞いております。  高齢者を交通事故から守るためには、運転免許を返納しやすい環境をつくることも考慮する必要があります。その一つの方法として、議員御提案の運転免許を返納した方へ公共交通機関運賃割引制度などの優遇措置が考えられますが、これにつきましては、都市部のように公共交通機関が充実している場合は、仕組みとして有効と考えます。  当町としてこの制度を導入するには、まず課題となっておりますコミュニティバスの運行方法等が密接に関連してまいりますことから、このような制度も視野に入れながら、関係機関とも協議を進めてまいりたいと考えますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。  最後に、道路整備に合わせて、屋外灯全般につきましてでありますが、外灯を設置してはどうかという御質問であります。  現在設置しております防犯灯は、犯罪のない明るい社会を築き、住民生活の安全を図ることを目的として、地区の要望によりまして、道路改良された箇所、通学路等に菰野町防犯委員会が町内に約4,000灯を設置しているところであります。  昨年度におきまして、町内で80灯の防犯灯を設置し、今年度は78灯を設置する予定となっておりますが、全ての御要望にお応えすることはできない状況でもありますことから、議員御指摘の部分は十分認識するものの、当面、現行の地区要望に主眼を置き、また優先度を見きわめながら、防犯灯整備について防犯委員会に提案してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(渡辺 昇君) 一通りの答弁が終わりました。  補足答弁をさせます。  税務課長、寺本浩二君。 ○税務課長(寺本浩二君) 今年4月から8月末までの5カ月間のコンビニエンスストアでの収納状況など、答弁させていただきます。  コンビニエンスストア対応としました税につきましては、軽自動車税国民健康保険税の2税目の当初の納付書、また、一つ目としまして、口座振替の方が残高不足等により、引き落としができなかったときに送付する口座振替不納通知書、二つ目としまして、納期限後、20日以内に送付する督促状、三つ目としまして、窓口で随時発行する再交付納付書、これら3種類の納付書につきましては、軽自動車税国民健康保険税、町県民税の普通徴収、固定資産税を対象としております。  なお、町県民税の普通徴収、固定資産税の当初納付書につきましては、平成25年から対応予定でございます。  8月末現在の納付状況につきましては、コンビニエンスストアにて納付いただいた件数は、全体で約5,000件です。そのうち、督促状や口座振替不納通知は、約9,000件送付しまして、納付は約1,200件、利用率は13.3%となっております。  また、軽自動車税国民健康保険税の当初の納付書は、2税目合わせ約1万4,000件送付し、納付は約3,000件、利用率は21.4%となっております。  そのほか、約800件は窓口発行の納付書によるものです。  以上でございます。 ○議長(渡辺 昇君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  伊藤雅慶議員。 ○6番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございました。  それでは、随時、再質問させていただきますが、順序は3番、2番、1番と逆順でちょっと進ませていただきたいと思います。  まず、3の道路歩道整備に合わせた外灯整備の要望でございます。  先般の秦 好文議員の質問にもありましたが、町内全域、特に北部を見渡してみますと、子どもたちの通学路になっている歩道には、通行の妨げとなるほどの草木が生い茂り、また防犯灯やカーブミラーなどに大きく伸びた枝葉が覆いかぶさり、せっかくの設備が機能不全を起こしている箇所が点在しております。  住宅から離れたところにある歩道や道路には、特に危険な状況が見受けられることからも、町行政としていま一度、町内の道路環境を見渡し、暗く危険だと感じるところには、町行政の働きかけで必要に応じた安全対策を講じていただきたいとそのように思っております。  そして、その対策として、外灯整備があってもいいのかなというふうに思っております。  特に、道路整備新設に当たっては、そのときにやはり計画に入れていただく。我々もその地域の道路歩道整備に当たって、現場確認をしているところ、時々お邪魔してお話も聞き、また、こちらからの要望もさせていただくときあるんですが、そういった中でも例えば県の担当者の方にも外灯整備を申しますと、主要な交差点、信号交差点等には電気がつくとか、何かルールのお話をされて、そういったところに限ってということで今のところ、お許しいただきたいということで、お話はお伺いするのですが、そういったときやはり町の担当者もしっかりとその現状を見据えながら、こういったところにはもう少し明かりが欲しい。そしてまた地域の役員も当然そこには参加をされる方もおりますので、そういったところ、地域との連携というのもすごく大事なことかなと思うんですけれども、そういったところ、防犯灯と街路灯、いろんなすみ分けはありますけれども、町民にとってはどの明かりも大切な夜間の安全を守る明かりであります。そういったとこからも、都市整備課長の御意見も少しお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 都市整備課長、河内耕二君。 ○都市整備課長(河内耕二君) 歩道というか、道路の新設に合わせて外灯、あるいは防犯灯の設置はできないかという形のお話でございます。  先ほど、基準等々という話が出てくるよということでございますが、道路照明の設置基準という形のものもあります。その中でどのようなところにするかという形のことで、町内ではよく信号の交差点、あるいは幅の広い長大な橋梁という形のものについては、設置という形のもの等もあります。  それとまた、歩道等におきましても、危険やという形の中で、一部するというような形のこともございます。ただ、夜間、どうしても歩行者等も一定部分でございますけども、少なくなるというような形のこともあろうかと思います。  ただ、現在、歩道と車道を分けるという形の中で、ブロック等がありますけども、その中で反射するもの等もびょうと言うんですか、そういう形のものも設置等も進めているところでございます。歩車道を分離するという形の中で、視覚的に今、先ほど言われた外灯には及ばないかもわかりませんけども、ここからここに歩道があるんやという形のものがわかるように、そのようなものも設置も一部では進めているような状況でございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(渡辺 昇君) 伊藤雅慶議員。 ○6番(伊藤雅慶君) ありがとうございます。  先ほどもいろんな規制というか、ルールがある中で、そういった信号交差点のところには電気がつくとか、そういった主要な箇所と言いますと、どちらかと言うと、一局に集中していく、明かりが集中しているような状況というのも、やはり子どもを持つお父さん、お母さん、そういったところが一つのところを明るくするもの大事だけども、もう少し明かりを分散して、全体的に明るくしてほしい。子どもたちは、例えば自転車通学をする際、また冬になってくると大変暗い夜道を帰る。そんな中では昔よりは明るい自転車の明かりにはなったのかな、LED電球というのも今使われて、かなり発光の強いものにはなってきておりますけども、それだけで本当に子どもたち、また地域の皆さんを守れるのかというところでは、地区要望の中心の対応では、また地区によって格差が少々あるのではないかというような御意見も僕らちょうだいすることもあります。そういったところからもできるだけ町行政として全般を見ていただく中で、一度、調査をしていただいて、対応をしていただきたい。前向きに考えていただきたいということをここでまた町長に改めて御要望しておきます。よろしくお願いします。  それでは、次にまいりたいと思います。  それでは、2番の運転免許の返納のところ、再質問をさせていただきます。  先ほど申しました自主返納制度の制度概要と自治体や民間企業が現在行っている取り組み、優遇措置について少し御紹介をしたいと思います。  私が調べた中で、わかりやすく一覧としてまとめてあったのが千葉県の例、そしてまた県内の企業でも三重交通さん、また三岐鉄道さんがこの取り組みをしております。あわせて、菰野町の高齢者事故の現状も四日市西警察署の交通課の方に少し資料をまとめていただきましたので、見ていただきたいと思います。  こちらは西警察署からいただいた資料になりますが、高齢者の人身事故、負傷者数、第一当事者が原付以上の人身事故、上記の負傷者数ということで、19年から24年9月7日現在まで1年ごとにまとめていただいたんですけども、人身事故について、高齢者の人身事故についても、少し波はあるように思いますが、やはりある一定数はあり、毎年事故は多く発生しているのだなというふうな気がしております。  24年度の9月7日現在であれば、今のところ45人の方が人身事故をこうむったというところになってます。こちらは菰野町地内のデータであります。ありがとうございます。次お願いします。  そして、運転経歴証明制度のことも少し文書化しておりますが、1998年から免許証返納制度が始まり、2002年から免許証に変わるものとして、各都道府県公安委員会が開始した。そしてまた、運転経歴証明交付数ということで、四日市西署管内では、平成21年と22年は0件であったものが、23年1件、また今年に入って、この段階で7件ということで、交通課の係長さんとお話させてもらいましたけども、やはり少しずつこの制度を御理解し、家族も含めて進めておるのだなという感じを受けているそうです。そしてまた、同時に菰野町としては何かこれで優遇してもらうとこないのかなというのも聞かれたことがあるというふうにもおっしゃっておりました。  24年度のこの7人の中では、65歳から69歳までの方と、75歳から79歳までの方が2人ずつお見えになって、あと70歳から74歳がお1人、80歳から84歳がお1人、また90歳以上の方でお1人みえたということで、菰野町の方、この7人の内訳の中では、菰野町が5人、そして四日市市の方がお二人みえたということで聞いております。  県内の現在、この経歴証明書申請があったのが、24年4月から8月までで314件あったということで伺っております。  そして、下のほうには三重交通と三岐鉄道での割引制度がありというふうになっておりますが、次、お願いします。  その内容が少し三重県のホームページにも載っておりました。運転免許自主返納者への路線バス運賃割引制度が始まりますということで、下のほうを見ていただくと、5番の内容というところに三重交通グループ各社、三岐鉄道株式会社自動車部というところで二つの企業の名前が載っております。  次、お願いします。  こちらが三重交通さんのチラシになります。右のほうに65歳以上の運転経歴証明書をお持ちの方ということで、見本がああいうふうに張ってあります。私、警察署のほうにも見本をいただけないかなということで、お話もしたんですけども、なかなか見本になるようなものは我々ももらっていないということで、今、現物をちょっと持ってないんですけども、あそこにカラーで見本をつけてもらってありますが、こういった本当にパッと見ると運転免許証かなというようなものがこの経歴証明書というところで、こちら発行していただくのには、警察署、あるいは免許センターで1,000円をお支払いして発行していただくということであります。  そして、左側が優遇制度になるんですけども、6カ月間であれば、セーフティパスが3万円、そして1年間であれば5万円ということで、こちらのほうが優遇した金額というふうなことで載っております。  次、これは三岐鉄道乗り合いバスのほうです。こちらのほうは、運賃、この証明書を提示された65歳以上の方には、片道の運賃で半額にするというようなことで、23年1月20日からこのようなことを運用を開始していただいた。対象路線ということで、除外の路線も少し書いてありますが、こういうふうなところで制度の普及に努めていただいているのかなというふうに理解しております。  ごめんさい、これは警察署のほうで、このチラシをもらう前に、こんなものですということで、実際いただいた方の個人情報を消していただいて、見せていただきました。町内の方でこういった証明を持っている方もみえるということで紹介しておきます。ありがとうございます。  優遇策のほうです。こちらは先ほど言いました千葉県のほうで一覧になっておりました。インターネットからこれ焼いたんですけども、下のほうを見ていただきますと、自治体、例えば上の自治体であれば、千葉県のいすみ市というところですか、市営バスが半額でありますというところであったり、福祉タクシー券というものを70歳以上の返納者で、こういった証明をお持ちの方には出しますというところであったり、あと写真つき住民基本台帳カード、住基カードの交付手数料は無料。この写真つきの住基カードについては、この裏、これ5枚ほど優遇措置の一覧としてあるんですけども、多くの自治体で、また全国的に無料で発行するというのが割とこの制度では普及をしているような優遇措置かなというふうにも見受けております。  菰野町では、これ実際、これを発行するには、一般の方であれば500円ということでありまして、その部分が優遇されるということで聞いております。  済みません。2ページ目お願いします。  公共交通機関、タクシーについても、見渡してみますと、大体1割引きというところがこの経歴書を見せることで1割タクシーのお金が安くなるということで、これが優遇措置、千葉県の中ではこれがスタンダードかなというふうに次のページもお願いします。こちらもタクシー1割引きということで、大体なってます。バスについては半額、タクシーについては1割引き、そしてまた公共として住基カードの写真つきを無料で発行するというのが今ちょっと調べた中では、全国的なスタンダードな優遇措置かなというふうにも思っております。  ありがとうございました。  あと、先ほど前段で申しましたように、認知症、老人性の機能障害と言いましょうか、そういった病気が関係することで、実際、危険運転につながっているという悲しい事故が多発している状況もあります。警察署の係長ともお話をしましたが、例えば高速道路を逆走するとか、ああいったことは通常考えられにくい。ほぼ高齢者の方でそういう考えられにくいような運転をされる方は、こちらのほうの認知症という関係性が強いというところで、やはり警察のほうも考えてみえるそうで、こちらのほう、インターネットで資料をとったんですが、家族介護者のための支援マニュアルということで、この家族介護者の方に車、自動車運転に対する意識を持っていただいて、本人が例えば、そういった状況だから運転をやめようとか、あと家族の方から、やはり危険かなと。重大な事故につながるといけないので、車をおりてもらえないかなと、そんなような悩みのある方に対して、こういったマニュアル本で本人さんとお話し合いをする、例えば、そこに病院の方が入っていただく、また公共の方が入っていただく、そんなところの手引きになっておって、本当に中身を見せていただくと、しっかりした内容で書いてありますので、ぜひ一度、健康福祉課さんのほうでもこういったところは見ていただいて、また今後の高齢者福祉という中には、一つ考えるべき点かなというふうにも思っております。  ありがとうございました。  少し紹介をさせていただきましたが、このような状況の中で、菰野町が進める安全・安心なまちづくりの一環として取り組んでいただきたいというような思いがあります。先ほど町長の答弁でも、そちらのほうは前向きに考えていただけるというところで受けとめさせていただきましたが、安全安心対策室長、どのように考えておみえになるのか、お伺いします。 ○議長(渡辺 昇君) 安全安心対策室長、大橋裕之君。 ○安全安心対策室長(大橋裕之君) 先ほど、議員からは、高齢者の事故の件数ということも御紹介をいただきました。町全般につきまして、交通安全についての取り組みについては、前向きに進めていきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。 ○議長(渡辺 昇君) 伊藤雅慶議員。 ○6番(伊藤雅慶君) ありがとうございました。  菰野町内でも、都市部と山間部と言いましょうか、山のほうです。そういったところの差、またあるいは高齢者単独世帯、高齢者世帯に対し、若年者世帯と同居している世帯との差、障害を抱えている方など、その実情ニーズに応えられる地域公共交通があってこそ、このような自動車免許を返納しても安心して社会生活を送ることができる、そういった社会になるかと思います。  民間事業所の力をかりるにせよ、町行政がしっかりとした地域公共交通のビジョンを構築し、その中にこのような政策が加わることで、交通事故の減少につながるものと思います。  このような視点からも、この運転免許自主返納制度を地域公共交通を見つめ直すきっかけにしていただいて、コミュニティバスのあり方も含めて、高齢者の方々が安心して暮らせる社会基盤づくりを確立していただきたいとそのように思いますので、よろしくお願いします。  それでは、1番、町税のコンビニ収納における効果についての再質問をさせていただきます。  先ほど、質問の中ではさらなる住民サービスに向け進む、検討していただきたいとの思いがあるというふうに言いましたが、それはコンビニ収納を町税だけにとどめるのではなく、町が管理する公共料金にも広げていただきたいという思いからであり、できるだけ早く関係各課に検討してほしかったからであります。  特に、水道料金や下水道料金などは、口座振替対象者以外の方も数多くみえると思いますので、住民サービスの大幅な向上につながると考えますが、担当課としてどのように考えてみえるのか、また、そのほかの比較的対象者が少ないと思われる公共料金についても、未納が発生した場合に、発送する督促催告に税務課と同様の機能を付与すれば、効果的であるのかなというふうにも思っております。  例えば、介護保険料や後期高齢者医療保険料、保育料など、該当者が少なからずみえるのではないかなと思いますので、現在行っている取り組みに加えて、このようなこと、コンビニ収納ができる環境整備というのもしていただきたいなというふうにも思っています。  徴収については、前者は水道課が担当されるということで、水道課長。そしてまた、後者については、住民課長、少しお話をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 順番に答弁させます。  水道課長、高橋正士君。 ○水道課長(高橋正士君) 上下水道の料金に関して。コンビニ収納を採用していくべきであるということでお話をいただきました。  今、旧の料金システムが老朽化をしたということで、現在、新しいシステムの構築作業をさせていただいております。これを来年の3月、平成25年3月に稼働させたいというその予定で今、作業中でございます。これが動く中にはコンビニ収納、上水道、下水道も合わせてですけれども、それを対応可能となるような仕組みづくりを今、進めさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
    ○議長(渡辺 昇君) 続いて、住民課長、薮田修三君。 ○住民課長(薮田修三君) 先ほど、伊藤議員から公共料金の中で、新たにコンビニ収納をしてはということで、当課が所管しますものといたしまして、介護保険、後期高齢者の医療保険がございます。原則、この公共料金につきましては、年金からの天引きが主でございます。特別徴収となっておるわけでございます。納付書による納付は、特別徴収以外の方で口座振替でない方に対して、先ほど言いました一般納付、それから督促料金というふうな形になっていくわけでございますけど、先ほどこの税目に対しましては、65歳以上の対象者だということで、比較的時間もありますことから、今後、税務課の実績、それから今後の検討事項といたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺 昇君) 伊藤雅慶議員。 ○6番(伊藤雅慶君) ありがとうございました。  保育料に関してでも、子ども家庭課さんにお伺いしてもよろしいんですけども、保育料に関しても基本、口座振替でやっていただいている。そしてまた園長さん等々、対応していただいている状況も知っておりますので、ごくごく少数の対象者ではあるかと思います。先ほどの住民課さんもそうなんですけども、ただ、本当に納付の機会をふやす、納付しやすい環境づくりというのは、ごく少数であっても住民サービスにつながるというところと、また、本人さんがお支払いにいくのか、もしくは御家族さんがお支払いに行くのかという中では、御家族さん、特に現役世代の方であれば、仕事を終了した後に支払える環境というのは、私は意味のないことではないと思いますので、ぜひ、そういったところも御検討いただきたいなというふうに思います。ありがとうございました。  このコンビニ収納は、一般の納付者に対し、納付の機会をふやすだけでなく、未納者、滞納者が、滞納原因の一つとしてたびたび口にするお金ができても、平日や昼間では支払いに行く時間がなく、支払えない。このような理由を解消する大きな役割も同時に持っているのかなというふうに思っております。  今までと同様に、そして先ほど町長も言われましたし、私もそう思いますけども、口座振替を推奨しながら、まず町が扱う公共料金全般の督促や催告にコンビニ対応型をとっていただきたい。そして、先ほど、水道課長からは、来年の3月から開始したい。実は、私もこの質問をさせていただいているときは、その状況は全く知りませんでしたので、こういった状況でありましたけども、先般、10日の日に課長とお会いして、少し話をしましたところ、実はそういうふうに動いておったんやということをお伺いしましたので、こういった質問になったんですけども、本当にありがたいなというふうにも思っております。  それでは、ここでコンビニ収納以外の納付の多チャンネル化として、三重県の玉城町が5年前に全国に先駆け導入したクレジットカードによる徴収、収納、クレジット収納についても若干触れてみたいと思います。  当町のふるさと納税もクレジット納付が可能であると伺っておりますが、玉城町では、平成16年10月にコンビニ収納を、そして平成19年4月からはクレジット収納も開始しました。これは平成18年の地方自治法の改正により、今まで電子決済の採用が法の解釈により不透明であったものを、第3者納付、第3者弁済の拡大解釈からか、私はそう受けとめたんですけども、可能としたもので、納付義務者が契約を交わすカード会社を指定代理納付者にすることで、自治体がカード会社から公共料金を引き落とすことができ、安定的な徴収を可能とするもので、玉城町では、病院の診療費や介護施設の施設利用料にも活用し、町税をはじめ、ほとんどの町が扱う公共料金を網羅している状態であります。  玉城町で使えるカードは、VISA、マスター、JCBの3種類で利用者には通常の買い物同様のポイントもつくことや、所持金がなくても支払うことができるという大きなメリットからか、クレジット収納の受付総数が導入後3年間で3,000件を超えたそうです。  こちら玉城町のホームページを焼いてきました。ここには、納税は口座振替で、そしてクレジットでも可能ですというふうに書いてあります。そして、その下に公共料金、税と公共料金が載っているんですけども、見ていただくと多くの税を含め、公共料金のほうがこちらのほうに書いてあります。そしてその下、玉城病院とケアハイツ、こちらのほうでもクレジットカードを使えますよというところで載っております。  そして、そのホームページから入ると、このようにようこそ玉城町へ、クレジット収納ということで、このような資料が出てきます。以前、この全国に先駆けてという中では、大変多くの自治体からそのような研修をしていただきたいということが殺到して、本当にこの資料代もいただきたいということで、一部500円で資料をそういったところで出していたというところを聞いておりますが、今はインターネットからこのような資料をとることができます。全32、3ページほどになるんですけども、このようにコンビニ収納と利用目的が異なるクレジット収納も新たな住民サービス、納付の多チャンネルというふうに考えますが、それをどのように考えられるのか、これは全体のことですので、副町長、お伺いしてよろしいでしょうか。 ○議長(渡辺 昇君) 税務課長、寺本浩二君。 ○税務課長(寺本浩二君) 収納チャンネルの拡大ということで、クレジット収納の御質問でございますけども、クレジットカードでの納付につきましては、手数料が他の納付方法と比較しまして、多額となることが考えられます。  今後、導入等の検討は必要ではありますが、現在のところ、口座振替、また平成25年から行います固定資産税と町県民税の普通徴収のコンビニエンスストア納付について、収納チャンネルの拡大を進めているところでございます。それを進めさせていただいた後、検討させていただきたいと思いますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺 昇君) 副町長、諸岡高幸君。 ○副町長(諸岡高幸君) 今、いろいろ伊藤議員のほうから御紹介をいただきました。いずれにいたしましても、町民さん側に立って、また当町のいろんな公共料金のあり方について、それぞれの関係各課とともに考えてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺 昇君) 伊藤雅慶議員。 ○6番(伊藤雅慶君) ありがとうございました。  確かに、このクレジットカードでのカード収納では、手数料が契約にもよるそうですけども、玉城町の場合で口座振替の約3倍かかったというところで、そういったところがやはり全国的にも難しい部分も持ち合わせております。そんな中では、今後、個人からそのクレジットカードの手数料をいただくようなことができるか、法整備がどのようになっているのかというところも、これからはひとつ考えていきながら、できるだけ数年後でも、何年後でもわかりませんけども、前向きに検討していただいて、そのタイミングが図れるような状況であれば、進めていくのも多チャンネル化の一つかなというふうに思っておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  そしてまた、コンビニ収納の拡大をしていただけるということで、本当に私の周囲でもコンビニで支払えるというのがすごくありがたいなというようなことも聞いたことがあります。私自身もそのように思いますので、ぜひ引き続き、広げていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。  以上で、私の一般質問を終了させていただきますが、この4年間、議員の皆さんや執行部の皆さん、そして支えてくださった多くの皆さんのおかげで、議会議員として非常に有意義な時間を過ごさせていただいたと思っております。本当にありがとうございました。  選挙後初めての定例会のときも申したかもしれませんが、ここにおられる皆さん、ほかの議員、そしてまた執行部の方と同様、全ては町民さんのためにという強い信念と正義感を持ち続けること、そして神聖な場を汚すことのないよう、議場では常に自分を平静に保つこと、そして何より儀礼をもって皆さんに接すること、これを若年者である私の心得として過ごしてまいりました。  今期も残すところあとわずか2カ月となりましたが、これまでと同じ思いで一生懸命議員の務めを果たしていきたいというふうに思いますので、引き続き御指導のほどよろしくお願いしたいと思います。  それでは、これをもって私の4年間の総括とさせていただき、今期最後の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(渡辺 昇君) 御苦労さんでございました。  以上で、伊藤雅慶議員の一般質問は終了いたしました。  これで、通告をされました一般質問は、全て終了いたしました。  関連質問のある方は、休憩中に議会事務局まで通告書を提出いただきますようお願い申し上げます。  ここで暫時休憩をしていただきまして、議会運営委員会を開催していただきますよう、よろしくお願いいたします。  暫時休憩いたします。                午前11時04分 休憩              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                午後 3時33分 再開 ○議長(渡辺 昇君) 再開をいたします。  なお、大橋観光産業課長にかわって、市川秀彦観光商工推進室長が出席しておりますので、よろしくお願いいたします。  ここで、会議規則第9条第1項の規定により、本日の日程が全て終了するまで、会議時間の延長を宣言します。  休憩中に関連質問の通告がありませんでしたので、一般質問はこれで打ち切ります。  これにて一般質問は終了いたしました。  ここで、上程されております議案につきまして、質疑を行いたいと思います。  全議案につきまして、質疑のある方、御発言ください。  矢田富男議員。 ○10番(矢田富男君) 今回、議案第73号について、少し説明を求めたいと思います。  今回の73号につきましては、町長提案のように、所在が不明で、実質的登記簿上の土地所有者に用地交渉ができない状態ということで、民法の第162条の1項で、20年間を法定期間と定めているということで、この中に他人のものを占有したことによって権利を取得するということになっているわけですけども、昭和58年当時、交付税算入する目的で、町道認定をしてきた経緯があります。このような場合の訴訟提起はできますか。 ○議長(渡辺 昇君) 都市整備課長、河内耕二君。 ○都市整備課長(河内耕二君) 提案説明でも一部しておりますとおり、町道として一定の維持管理をやってきたという形の中で、この20年という形の意志をもってという形のものでございます。御理解いただきたいと思います。 ○議長(渡辺 昇君) 矢田富男議員。 ○10番(矢田富男君) 今回の提案についてなんですけども、昭和58年当時ということで、私は今回もそうですけども、交付税算入をするというようなことがあって、町に交付税をたくさんもらうがために、町道認定をしていったという他人の土地をしていったという経緯があります。そういうことで、今までどおり町道認定をしていっているんですから、これ、他人の土地ですけども、こういう場合に訴訟提起ができるのですかということを聞いているんです。  実は、こういう場合が発生したわけです。他人の敷地の中を道のような顔をしていて、町道認定していって、隣の人が家を建てようとしたときに、そのことが発覚してお金を返したという経緯があるわけです。だから、こういうふうな場合でも、今までもそうだと思いますけども、こういうところについても定義ができるのかどうかというのをちょっと確認したかったんです。 ○議長(渡辺 昇君) 都市整備課長、河内耕二君。 ○都市整備課長(河内耕二君) 町道認定した理由というのは、先ほどお話しいただいたように、交付税の関係もございますが、当然、道路として使用されているという形の中で、道路として、町として維持管理をやっていくというんだという意思表示でございますので、この形でできると。前回もお願いしておりますとおりのことでございますので、訴訟ができるという形のことで、弁護士とも相談をかけた中での話でございます。  以上でございます。 ○議長(渡辺 昇君) 矢田富男議員。 ○10番(矢田富男君) いや、鈴鹿台の話じゃなくて、この議案に対して、こういうことが起こり得る、こういうことができるんだということがあると、ほかのところでもそういうふうな訴訟の提起をしていくことができるのかどうかということなんです。それは、昭和58年当時、交付税算入を目的に、菰野町が町道のような顔をしていたり、他人の道路であったとしても、交付税算入をするために町道認定をしていったという経緯があるからなんです。  そういうことでの今回の訴訟の提起の中で、ほかの事案が発生したときも、できるのかどうかということなんですけども、ただ単に、掃除していたね。町道認定してなくても、使っていたよねということが今回あがっています。町道してなくてもいいということで。20年以上使っていればいいよということやけども、こういうふうなことの訴訟提起がどんどんなされていくような状況は、私はもう少し十分慎重であるべきだという考えを持っているわけです。この人が実際に小田さんという人が、本当に日本国内で死亡しているのかどうかという確認はされたんですか。住所不定だというだけで、この人がもし出てきたときに、20年使っているんやもん、しゃあないやないかとこういう訴訟の提起の乱暴なことをやって、町がやっていく民法上はそれでできるけども、それが今後も発生してきたときにやれるのかどうかというのを確認したいんです。やれるというなら、どんどんやってもらったらいいと思います。 ○議長(渡辺 昇君) 都市整備課長、河内耕二君。 ○都市整備課長(河内耕二君) 法定期間20年間を所有の意志をもって、平穏かつ公然と他人のものをいう形のことでございますが、当然という言い方あれなんですけど、今回、水道の拡張という形のところもあります。それと、この現の所有者の方につきましては、確かに今言われるとおり、死亡とかそういう形のものは確認はしておりません。確認をしたのであれば、当然、その所有権も相続された方に交渉、寄附等をお願いにいくという形のものになります。  現在のところ、居所不明というか、相手方を探すことができないと。登記簿等で追っていた中で、住民票等で追っていく中でわからないという形のことでございます。  今後、そのような事案が出ても、全てをそういう形でやっていくのか、必要性を含めた中で、いろいろな事案を含めた中でということになると思います。なかなかこういう形で訴訟をもって、土地の所有の意思を示すという形のものがそんなにはないというか、なかなか難しいのではないかなと考えております。 ○議長(渡辺 昇君) ほかに、質疑のある方、御発言ください。  別段、御発言がないようですので、質疑を終了いたします。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎日程第2 議案第67号 菰野町火災予防条例の一部を改正する条例(案)       議案第68号 平成24年度菰野町一般会計補正予算(第2号)(案)       議案第69号 平成24年度菰野町国民健康保険特別会計補正予算(第1             号)(案)       議案第70号 平成24年度菰野町公共下水道特別会計補正予算(第1             号)(案)       議案第71号 平成24年度菰野町介護保険特別会計補正予算(第1号)             (案)       議案第72号 平成24年度菰野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第             1号)(案)       議案第73号 訴訟の提起について ○議長(渡辺 昇君) 日程第2、議案第67号から議案第73号までを一括議題といたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺 昇君) 異議なしと認めます。  よって、議案第67号から議案第73号までを一括議題といたします。  菰野町火災予防条例の一部を改正する条例(案)、議案第67号は、総務財政常任委員会に付託いたします。  平成24年度菰野町一般会計補正予算(第2号)(案)、議案第68号は、所管事項につき、各常任委員会に分割付託いたします。  平成24年度菰野町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)(案)、議案第69号は、教育民生常任委員会に付託いたします。  平成24年度菰野町公共下水道特別会計補正予算(第1号)(案)、議案第70号は、産業建設常任委員会に付託いたします。  平成24年度菰野町介護保険特別会計補正予算(第1号)(案)、議案第71号、平成24年度菰野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)(案)、議案第72号、以上2議案は、教育民生常任委員会に付託いたします。  訴訟の提起について、議案第73号は、産業建設常任委員会に付託いたします。  ここでお諮りします。  お手元に配付しましたとおり、事件5件を日程に追加し、議題といたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺 昇君) 異議なしと認めます。  よって、事件5件を日程に追加し、議題とすることに決しました。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎追加日程第1 議案第74号 工事請負契約の締結について               (朝上小学校プール改築工事(建築工事)) ○議長(渡辺 昇君) 追加日程第1、工事請負契約の締結について、議案第74号を議題といたします。  議案の朗読を願います。                  〔書記朗読〕
    ○議長(渡辺 昇君) 本件につきまして、町長の提案説明を求めます。  石原町長、登壇ください。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 議案第74号、朝上小学校プール改築工事(建築工事)の工事請負契約の締結について提案説明を申し上げます。  この朝上小学校プール改築工事につきましては、昭和45年に築造された既存のプールを取り壊し、現場所において新たにプール施設の整備を行うものでございます。  8月1日に公告を行い、8月30日に5社にて開札を実施いたしましたところ、辻木材株式会社が消費税を含めて8,522万3,250円で落札いたしましたので、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議決を求めるものであります。  工事概要につきましては、プール本体は25メートル×12メートルの高学年用プールと8メートル×12メートルの低学年用のステンレス製のプールを配置し、また、プール附属棟はRC壁式構造で、更衣室・機械室・トイレ等、延べ床面積127.35平方メートル、ユニバーサルデザインの整備基準に適合した機能的なものであります。  なお、工期につきましては、契約日から平成25年3月25日までといたしております。  以上、簡単ではございますが、提案説明とさせていただきますので、原案どおり議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(渡辺 昇君) 本件につきまして質疑のある方、御発言ください。  久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) この工事につきまして、建築本体工事及び電気設備工事と分かれております。この中の金額の内訳を教えてください。 ○議長(渡辺 昇君) 財務課長、位田 進君。 ○財務課長(位田 進君) 建築工事費の内訳でございます。  今回の場合、直工の部分でございますが、建築の部分の設計金額が7,519万227円、電気設備につきましては、直工の部分で153万4,130円でございます。  以上でございます。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 一般入札の場合、130万円以上だと私は思っているんですが、その辺との関連で分離発注するという基準か何かそれはあるんですか。 ○議長(渡辺 昇君) 財務課長、位田 進君。 ○財務課長(位田 進君) 分離発注につきましては、まず平成13年4月に公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律が施行されまして、その中で適正化指針の概要というものが発表されております。  その中で、具体的には、中小、中堅建設業に対する受注機会の確保、あるいは設備工事等に係る分離発注を適切に実施することと、概要になっております。  これを受けまして、菰野町では平成14年10月以降に発注します設計及び工事管理を専門業者に委託する建築工事につきましては、原則として分離発注をすることといたしております。  分離発注の区分につきましては、建築工事、それから電気設備工事、それから機械設備工事に区分しております。  しかしながら、今回の場合でございますが、直接工事費の先ほど申しましたように、全体に占める電気設備の金額が全体の約2%というところもございます。そういったことから、今回の場合は、分離、この電気設備について分離をしなかったものでございますので、御理解賜りたいと存じます。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) わかりましたけれど、130万円以上は一般競争していると思います。それがされなかった、その辺の関連はどうなってますか。 ○議長(渡辺 昇君) 財務課長、位田 進君。 ○財務課長(位田 進君) 130万円以上の工事につきましては、条件つきの一般競争入札で今、工事につきましては発注をいたしております。  この分離発注の関係につきましては、あくまで原則といたしましては、先ほど申しましたようなところから分離を原則としておりますが、その工事の内容、あるいは工事の規模等により、工事発注課においてその分離にするかどうかというものは、総合的に判断させていただいているというところでございます。  この理由につきましては、分離発注になりますと、こういった電気設備につきましても、本体工事と関連がございますので、工期が非常に長くなってしまうというところで、発注者側にとりましても、やはり事務の増大もございますし、業者さん側にとりましても、やはり工事前に現場代理人等々、常駐ということもございますので、そういった業者さんにとってもデメリットもございますので、そういった意味合いから、分離するかしないかというものを判断させていただいていると思っております。  以上でございます。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) なかなかわかりにくいんですが、基本的にはいろんな職種がありまして、その人たちに受注機会をふやすということが非常に私は大事だと思っております。  今言われましたように、2%という理由はわかるんですが、130万円以上一般競争をしている、こういう過程から見て、支払いが確かに受けた方、150万円ぐらいの金額で長いこと縛られる、これはよくわかります。ですから、その点は理解できますけれど、ただ、やはり一定のこれからルールをきちんとつくってもらって、担当課の係とか、そういうところでその一つ一つを判断するんじゃなしに、公にみんなに言えるようなシステムで、これからお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(渡辺 昇君) ほかに質疑のある方、御発言ください。  質疑を打ち切ります。  お諮りします。  本件について、原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○議長(渡辺 昇君) 全会一致と認めます。  よって、議案第74号は原案を可決することに決しました。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎追加日程第2 請願第5号 義務教育費国庫負担制度の存続と更なる充実を求める               請願書 ○議長(渡辺 昇君) 追加日程第2、義務教育費国庫負担制度の存続と更なる充実を求める請願書、請願第5号を議題といたします。  請願書の朗読を願います。                  〔書記朗読〕 ○議長(渡辺 昇君) 本件について、紹介議員の趣旨説明を求めます。  星川佳信議員、登壇ください。               〔2番 星川佳信君 登壇〕 ○2番(星川佳信君) それでは、請願5号、義務教育費国庫負担制度の存続と更なる充実を求める請願書の趣旨説明をさせていただきます。  昨年に引き続きまして、同請願、私が紹介議員をさせていただいておりますけども、この請願につきましては、毎年、あげさせていただいております。  改めて請願書を提出させていただきますので、よろしくお願いをいたします。  この請願の趣旨は言うまでもなく、教育の機会均等であります。地方の財政状況のいかんにかかわらず、教育、格差、差別があってはならないと思います。  昨年と重複しますが、お手元にお配りしてあります請願書を朗読して、趣旨説明とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  1950年に地方自治を進めるという観点から、義務教育費国庫負担制度は廃止、一般財源化されましたが、その後、児童1人当たりの教育費に約2倍の地域間格差が生じた結果、1953年に義務教育費国庫負担制度は復活しました。  しかし、1985年以降、再び義務教育費国庫負担金の一般財源化が推し進められ、2006年から国庫負担率が3分の1に縮減されています。  現在、義務教育費国庫負担金の対象外である教材費、旅費、高校教職員の給与費は、地方交付税として一般財源の中に組み込まれています。  しかし、地方財政が厳しくなり、1985年に一般財源化された教材費については、国が定めた基準財政需要額に対して、実際に各地方で予算措置がされた比率が年々低下しています。  2007年度における措置率の全国平均は65.3%となっており、地域間格差も約6倍となっています。  義務教育費国庫負担制度は、義務教育の根幹である「無償制」、「教育の機会均等」、「教育水準の維持向上」を保障するため、国が必要な財源を保障するとの趣旨で確立されたものです。未来を担う子どもたちの「豊かな学び」を保障することは、社会の基盤づくりにとって極めて重要なことであり、その時々の地方財政状況に影響されることのないよう、義務教育費国庫負担制度の存続とさらなる充実が求められます。  以上の観点から、請願書の趣旨を御理解いただき、御採択いただきますようよろしくお願いをいたします。  以上、請願の趣旨説明とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺 昇君) ただいまの趣旨説明に、質疑のある方、御発言ください。  別段、御発言がないようですので、質疑を打ち切り、本件について教育民生常任委員会に付託いたします。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎追加日程第3 請願第6号 「教職員定数改善計画」の着実な実施と教育予算拡充               を求める請願書 ○議長(渡辺 昇君) 追加日程第3、「教職員定数改善計画」の着実な実施と教育予算拡充を求める請願書、請願第6号を議題といたします。  請願書の朗読を願います。                  〔書記朗読〕 ○議長(渡辺 昇君) 本件について、紹介議員の趣旨説明を求めます。  服部住雄議員、登壇ください。               〔1番 服部住雄君 登壇〕 ○1番(服部住雄君) 失礼をいたします。  「教職員定数改善計画」の着実な実施と教育予算拡充を求める請願書の要旨を朗読をもって説明をいたします。  2011年の「義務標準法」改正により、30年ぶりに学級編成基準が引き下げられ、小学校1年生の35人以下学級が実現しました。2012年には、改正法による引き下げではないものの、小学校2年生への拡大が実質的に実現しています。これらは、2010年8月に文部科学省が10年ぶりに策定した「教職員定数改善計画」に基づいており、同計画には「小・中学校の少人数学級(35・30人学級)の推進」「公立高等学校等の教職員配置の改善」等が盛り込まれています。  三重県では、2003年度から既に小学校1年生の30人学級、下限が25人でございますが、実施されており、その後も小学校2年生の30人学級、下限25人、中学校1年生の35人学級、下限25人と他学年への弾力的運用等、拡充しています。  本年度は、国の施策と連動したことにより、少人数学級適用外だった部分が一部解消され、さらなる拡充につながっています。  少人数学級が実施されている学校では、子どもたちが活躍する場がふえて、ますます意欲的になった、子どもの話もじっくり聞くことができる等の保護者、教職員の声があり、大きな成果を上げています。  2011年12月に文部科学省と財務省が取り交わした合意文書では、教育の質の向上につながる教職員配置の適正化を計画的に行うこと、その他の方策を引き続き検討し、その結果に基づいて必要な措置を講じるとされています。継続的・計画的に少人数学級を推進することはもちろん、事務職員、栄養教諭、養護教諭の増員、スクールカウンセラーの配置等、抜本的な定数改善や高校を含めた教職員定数改善計画の着実な実施が求められています。  一方、日本の教育機関に対する公財政支出の対GDP比は、経済協力開発機構OECD加盟国の平均5.0%を大きく下回り、最下位の3.3%(2011年公表資料)となっています。山積する教育課題の解決を図り、未来を担う子どもたち一人ひとりを大切にした教育を進めるためにも、教育予算の拡充が必要です。OECD平均以上となるよう求めていかなければなりません。  請願の趣旨を御理解いただき、採択されますようよろしくお願いをいたします。 ○議長(渡辺 昇君) ただいまの趣旨説明に質疑のある方、御発言ください。  矢田富男議員。 ○10番(矢田富男君) 今回、この請願も教育民生常任委員会に付託をされるということになっております。  毎年毎年、こういうふうな形で請願を出していただいて、意見書を提出をさせていただいておりますけれども、今回も三重県教職員組合三泗支部から服部住雄議員のところにこの4通がお願いがされて、紹介議員がついているという状況でありますけども、今まで出された意見書についての経過だとか、そういうふうなものについての教職員組合からの報告があるのであれば、そういうものも提出をしていただいて、私たちの参考資料にさせていただきたいと思いますので、その点、服部住雄議員にお尋ねをしたいと思っております。 ○議長(渡辺 昇君) 服部住雄議員。 ○1番(服部住雄君) 御質問をいただきました。  確かに四つの請願でございますが、タイトルはほとんど毎年変わりませんですけども、中身が少しずつ変化しております。と言いますのも、子どもたちの非常に個性的な子、あるいは多様的な人、あるいはまた、国の政策等が変わってまいりました。それから指導要領等も非常に大きく目覚ましく変化されていることでございます。  一番大きなのは、そのようなことで、タイトルはほとんど変わらないような状態でございますが、中身が少し変わってきております。例えば、40人学級が小学校1年生30人学級になり、また三重県では早くそれを取り入れ、そして次の年には小学校2年生まで、次にまた中学校1年生というふうに非常に変化がありました。ですから中身が少し変わっていると、私はこのように考えております。  また、御質問の変わったところ、お知らせをしてほしいということですので、これはPTA連絡協議会、あるいは校長会、あるいは三泗支部等に問いかけていきたいと思います。  今年は、竹永小学校のPTA会長さんが三重郡のPTA会長でございましたので、お願いには谷さんという方と御一緒に議長さんのところにお伺いし、お願いをいたしましたところです。御意見、拝見いたしまして、来年にそれを活用するように申し入れていきたいとかように思いますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(渡辺 昇君) 矢田富男議員。
    ○10番(矢田富男君) 私が聞いているのは、竹永小学校のPTAの人であろうと何であろうといいわけですけども、以前にずっと毎回毎回、こういうふうにして私たちが意見書を提出している、国での意見書の提出した後の経過というのも、教職員組合は把握しているのではないんですか。そういうものがあれば、私たちの今後のこの請願に対する参考資料として、審議の過程でそういうものを見ていきたいと思いますので、そういうものがありますかとお聞きしていますので、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 服部住雄議員、資料取り寄せて、検討資料を出してあげてください。そういうことで答弁してください。  服部住雄議員。 ○1番(服部住雄君) 資料、この3者の方に申し出て、つくらせるように、あるいはあれば、報告するように伝達したいとかように思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺 昇君) ほかに質疑のある方。  秦 好文議員。 ○7番(秦 好文君) 私もちょっとお願いがあります。  というのは、地元の小学校のPTAの会長さんから連絡があって、そしてPTAから議会へ四つお願いがしてありますので、よろしくお願いします。何ですかと聞くと議長に聞いてください。ということで、何も中身はわからず、それだけを頼んでくるというそういうちょっと外れたことのないように、今度からしていただきたいと思います。  以上です。お願いでございます。 ○議長(渡辺 昇君) ほかに質疑のある方。  別段、御発言がないようですので、質疑を打ち切り、本件について教育民生常任委員会に付託いたします。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎追加日程第4 請願第7号 保護者負担の軽減と就学・修学支援に関わる制度の拡               充を求める請願書 ○議長(渡辺 昇君) 追加日程第4、保護者負担の軽減と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める請願書、請願第7号を議題といたします。  請願書の朗読を願います。                  〔書記朗読〕 ○議長(渡辺 昇君) 本件について、紹介議員の趣旨説明を求めます。  中川哲雄議員、登壇ください。              〔18番 中川哲雄君 登壇〕 ○18番(中川哲雄君) 皆さん、御苦労さんです。  請願第7号、保護者負担の軽減と就学・修学支援にかかわる制度の拡充を求める請願であります。  趣旨説明をさせていただきます。  全体的な趣旨は、保護者負担の軽減と就学・修学支援にかかわる制度が拡充するよう決議をいただいて、現行の奨学金制度等の県の事業の拡充とともに、国の関係機関に意見書を提出していただきたいというものであります。  請願の理由は、近年の厳しい経済・雇用情勢は、子どもたちの暮らしや学びに大きな影響を与えています。平成22年度文部科学白書は、社会のセーフティネットとしての教育の重要性がますます高まっているとして、誰もが充実した教育を受けられるよう、子どもや保護者の経済的負担に対して、社会全体で支えていくことの重要性を指摘しています。  一方、日本は教育支出における私費負担率がOECD加盟国の中で非常に高く、特に就学前教育段階が56.5%、高等教育段階は66.7%、OECD平均はそれぞれ18.5%、31.1%となっています。  日本の子どもの貧困率も15.7%、2011年7月、厚生労働省発表と一層深刻化しています。  このような中、高校無償化はじめ、奨学金の改善、就学支援の充実等の施策が進められてきましたが、2012年には高校生に対する奨学金事業について、低所得世帯や特定扶養控除見直しによる負担増に対応する制度改正も行われました。  しかし、保護者の負担が十分に軽減されたわけではありません。文科省の調査によると、就学援助を受ける児童生徒数は、年々増加を続け、2010年度は155万人、15.28%となっています。  高等学校段階においても、授業料は無償となったものの、入学料、教材費等の保護者負担は重く、学びたくても学べないという状況は、依然、大きな課題となっています。  そのため、給付型奨学金の創設、返さなくてもいいというやつです。給付型ですので。等、一層の支援策が求められています。  以上のような理由から、すべての子どもたちの学ぶ機会を保障するため、保護者負担の軽減と就学・修学保障制度の拡充を強く切望をするものであります。  全会一致で御採択いただきまして、意見書を関係機関へ送っていただきますよう、よろしくお願いをいたします。 ○議長(渡辺 昇君) ただいまの趣旨説明に質疑のある方、御発言ください。  別段、御発言がないようですので、質疑を打ち切り、本件について教育民生常任委員会に付託いたします。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎追加日程第5 請願第8号 防災対策の見直しをはじめとした総合的な学校安全対               策の充実を求める請願書 ○議長(渡辺 昇君) 追加日程第5、防災対策の見直しをはじめとした総合的な学校安全対策の充実を求める請願書、請願第8号を議題といたします。  請願書の朗読を願います。                  〔書記朗読〕 ○議長(渡辺 昇君) 本件について、紹介議員の趣旨説明を求めます。  伊藤雅慶議員、登壇ください。               〔6番 伊藤雅慶君 登壇〕 ○6番(伊藤雅慶君) それでは、請願第8号、防災対策の見直しをはじめとした総合的な学校安全対策の充実を求める請願について、お手元の請願の理由をもって趣旨とさせていただきます。  請願の趣旨、三重県は、県内全域が東南海・南海地震防災対策推進地域に指定され、県内10市町が東海地震に係る地震防災対策強化地域に指定されています。  東海地震、東南海・南海地震が今後30年以内に発生する確率は60から87%であり、これらが連動して発生する可能性も指摘されています。  このような中、三重県では学校の耐震化が着実に進められており、2012年4月現在の耐震化率は、小・中学校が96.8%、高校は98.7%、特別支援学校は100%となっております。  また、学校防災機能を強化するために、防災用毛布等の備蓄や防災機器の整備等が進められております。  文部科学省が2012年4月に策定した学校安全の推進に関する計画では、今後5年間に取り組む具体的施策として、安全教育の充実、学校の施設及び設備の整備充実、地域社会、家庭との連携を図った学校安全の推進等が盛り込まれております。  一方で、南海トラフで発生する巨大地震で想定される最大の震度分布と津波高は、これまでの想定をはるかに上回るものであることが、内閣府の有識者検討会で明らかになっております。この件については、昨日の増田秀樹議員の質問にもあった内容でありました。  学校は、子どもたちをはじめ、多くの地域住民が活動する場であり、地域の拠点です。災害時には避難場所となるなど、重要な役割を担っています。その安全確保は極めて重要であり、早急に耐震化率が100%となるよう求めていく必要があります。  また、学校・家庭・地域が連携して、災害から子どもを守る必要があり、巨大地震等の災害を想定した防災対策の見直しや充実が急務です。  さらに、近年、交通事故、不審者による声かけや付きまとい等、子どもたちが被害者となる事故や事件が後を絶ちません。三重県は、防犯教育実践授業を実施し、子どもの防犯意識、危険予測、回避能力を高めるための実践的な防犯教育の取り組みを進めていますが、子どもたちの安全・安心の確保に向け、学校内外で子どもの命や安全をどう守るか、総合的な学校安全対策を充実させなければなりません。  以上の理由から、防災対策の見直しをはじめとした総合的な学校安全対策の充実を求める請願の趣旨を御理解いただき、採択されますようよろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) ただいまの趣旨説明に質疑のある方、御発言ください。  別段、御発言がないようですので、質疑を打ち切り、本件について教育民生常任委員会に付託いたします。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(渡辺 昇君) 以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。  付託された案件の審査につきましては、各常任委員会の委員長さん、よろしくお願いいたします。  なお、明日以降、各委員会室において、午前9時から各常任委員会をお願いいたします。  議事運営に際しまして、皆さんの御協力ありがとうございました。  本日はこれにて散会いたします。御苦労さんでございました。                午後 4時18分 散会...